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06、年始に思う「スロプロ」 |
| 【06、年始に思う「スロプロ」】 |
2006/1/31 |
パチスロを生業(なりわい)とする者をスロプロと呼びます。
生業にしているぐらいですから、「スロプロ=うまい」というイメージがあるかもしれません。しかし実際はうまくないスロプロも結構いたりします。
獣王あたりからでしょうか。「万枚」という言葉が定着したあたりからヘタクソなスロプロが増えたように思います。(ちなみにスロ健は獣王の頃はスロプロではありませんでした)
スロプロなのにヘタクソなの?ヘタクソでも勝てるの?と思うかもしれませんが、「ヘタクソでも勝てる戦略」は存在します。
その戦略とは、「ノリ打ち」です。
一応説明しますと、「数人でチームを組み、収入と支出を全員でワリカンにすること」をノリ打ちと言います。ようは、「チーム全員の財布を1つにしてしまう」ということですね。
「ヘタクソなスロプロ集団」はとても強引なことをします。
例えば、「機械割が高く、設定判別が早い機種」をチーム全員で1シマ全台確保し、高設定じゃないと判った者から順にやめていき、高設定をつかんだ者は黙々と打ち続ける、というようなことをします。
この強引な戦略にはメリットが多く、
・ 投資額が極端に低く抑えられる。
・ 爆裂機の高設定を取りはぐれないため、1日単位で収入のめどが立つ。
・ 交代で休みをとることができるので疲れがたまらない。月25日以上の稼動が可能。
などなど・・・
スロ健的には最後の「疲れがたまらない」というのが1番羨ましいところですが、まぁリスクも少なからず存在します。
・ ホールに目を付けられやすく、すぐ出入り禁止になる可能性がある。
・ チーム内の利益配分で揉める可能性がある。
出入り禁止は戦略上避けては通れないことなので仕方ないとしても、利益配分で内部崩壊してしまうのは難しい問題です。
例えば、「チームスロ健」があったとします。あなたはそのメンバーの1人で、他にも数人のメンバーがいます。
スロ健は1シマ占拠などのゴリ押しはしません。チーム全員が高設定を取れるよう狙い台を指示します。 そしてそれなりの利益を上げたとします。するとスロ健がこんなことを言いはじめます。
「俺の指示があったから勝つことができたんだ。だから利益の半分は俺がもらうぜ。残りをお前らで分けな。」
どうでしょう。あなたも最初のうちは我慢できるかもしれませんが、序々に公平感は薄れていき、それは内部崩壊へとつながります。
利益をサバ読んで報告する者、投資額を過大報告する者、勝手に途中換金する者・・・・ これにてチーム内の結束はモロくも崩れ去ります。
その他にもスロプロチームのバッティングなどもイヤな問題です。
出入り禁止を喰らって新しいホールを探すも、そこにはジグマスロプロがいて縄張り争いが始まった・・・・とか。
まぁ、ノリ打ち系スロプロ集団にもいろいろありますが、「南国育ち」あたりの機種が消えてしまえば、この手のスロプロ集団も同時に消えるものと思われます。
スロプロ人口は確実に減ります。(代打ちは少し増えるかも)
では実力ある単独プロや単独プロの集団(情報交換がメインの集団)が生き残るのか?これも一概には言えません。
どれだけパチスロの実力があっても、どうしても一抹の不安が拭いきれないのがスロプロ稼業です。「将来」や「先々の生活」を考えてしまうとあまり楽観的にはなれません。
それと同時に「資質」の問題もあるでしょう。うまく言えないのですが「自己正当化」が難しい稼業だと思うのです。
夜にデータを採り、睡眠もそこそこに朝から並び、食事もとらず夜まで打つ。そしてまたデータを採り・・・・
これを繰り返すことでいつも懐は暖かいですが、同時に「だからなに?」という気持ちが拭いきれないのです。「これがいったいなんになる?」と。
スロプロの自己正当化(あるいは「誇りをもつこと」「モチベーションを保つこと」)が難しい理由はおそらく、
『パチスロは、「他者から奪う」という行為をルール化している』
からだと思うのです。
砕いて言うと、「俺は、みんなが負けたカネで生活しているんだよ」、「それを誇りに思えるのかい」と。
長くやっていると、こういったことに違和感をもつスロプロは少なくないのです。
「他人からカネを奪って生活しているのかぁ・・・・」
こう考えるとモチベーションが下がるのもわかりますよね。
ちなみにスロ健は、「他人から奪う」という行為にあまり違和感を感じません。
「奪う」という行為に違和感を感じない、などと言うとすごい悪人に思われそうですが、
例えばサッカー。全選手が勝利を目標にしているからボールの奪い合いは必ず起こります。
例えば恋愛。複数の人が同じ人を愛してしまえば当然奪い合いという結果になるでしょう。
例えば企業。利益を追求するためすべての部署が一致団結し業界シェアの奪い合いをしています。
人がなにか目標をもったとき、どの分野でも必ず奪い合いは起こるものです。目標を高く設定すればするほど、その奪い合いも加速していきます。
「ならば、よりたくさん奪うために努力しよう」、というのがスロ健の立場です。
「奪い合い」。こう考えると業種や性別を超え、誰もかれも、やっていることは同じではないかと思えてきます。 違うことは、社会への貢献度と信用度、そして、行為に対する賞賛の度合でしょうか。
スポーツ選手やアーティスト、実業家などは言うに及ばず、会社で出世した、玉の輿に乗った、いろいろな成功があります。普通の社会的な人生をおくれば多くの賞賛が与えられるはずです。
しかしスロプロのように非社会的な稼業では、如何にがんばろうとも、如何に成功しようとも、誰からの賞賛も得られません。それを知りながら、ただ黙々とスロ行為を続けることにみんな耐えられないのかもしれません。
まぁ、なんだか訳わからん話になってしまいましたが、以上の内容から、「スロプロ人口は間違いなく激減する」と思われます。そしてそのことは、あなたを含めた全スロッターにとって、きっとプラスに働いてくれることでしょう。
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